「津金で体験、丁寧なくらし 油屋プロジェクト in 津金」
現代の私達は、何でもあるそしていつも快適に過ごせる生活に慣れています。恵まれた環境にいると、それがなくなることを恐れるようになります。本当に必要なものがわからなくなっています。少し時計の針を戻し、冬は寒く、夏は暑く、モノがなくても心穏やかに暮らせることの大切さをここ津金の油屋から発信してゆきたいと思います。
時間は誰にでも平等にです。にもかかわらず、時間の長さの感覚は皆それぞれ随分違って感じています。子供のとき、いつまでも時は一緒にいました。還暦を越すと時は瞬時に通り過ぎます。一日が同じ24時間だなんて信じられない。
大切なものが側に在り、大切なものを失くし、今の事実がその人の人生で、その人生はこの先も続いていきます。大きく価値観が変わろうとしているこのときに生き物のひとつである人間が、本当に大切にしなければいけないものは何なんでしょうか?
寒くて震えている仔猫に、まず予防注射が必要ですか?
あたたかい毛布と食べ物じゃないでしょうか?
「油屋で油を売りましょう(交流しましょう)。
油屋で油(エネルギー)を買いましょう。」
油屋とは
ここ津金では、以前菜種の栽培が盛んでした。菜種から油を作り販売していたことから油屋という屋号になりました。
津金にはコンビニエンスストアーがありません。酒屋も、八百屋も、魚屋も、雑貨屋さんもありません。
それぞれの季節の取れたての野菜を作る農家があります。めったに買えない特別おいしいワインの生産者がいます。人が少なくなり、空いた家があります。その家は瓦屋根に日本家屋。何にもないような津金にはたくさんの宝物があります。
油屋は津金地域を縦に通り向ける、通称津金銀座の真ん中にあります。
油屋に油を売りに来てください。油を買いに来てください。
油屋を再生し、人が行きかう場にします。皆さんのチカラを貸してください。